外国為替を安いときに買い、高いときに売るのがFXの基本ですが、利益を産み出せるのはそれだけではありません。

通貨を買って所有しているだけで利益を得ることのできる「スワップポイント」についてお話ししましょう。

 

スワップポイント、と横文字を並べられてもなかなか理解しづらいものですが、日本語に直すと「金利差調整額」となります。

FXは種類の異なる通貨を売買することによって利益を産み出しますが、買ってから売るまでの間、ある程度のスパンが設けられます。

買ってから売るまでの期間の間に発生した金利差によって利益を得る、これがスワップポイントです。

スワップポイントは日ごとに清算されるため、基本的には通貨を所有している間は毎日継続して付与されます。

売買を行わなくても利益を得ることが出来るのが、スワップポイント最大の特徴でありメリットです。

一見するとリスクの無さそうなスワップポイントですが、やはりそれなりのリスクは存在します。

 

たとえば高金利の通貨を売り、低金利の通貨を買った場合はスワップポイントが「支払い」となります。

また、取引対象国、つまり米ドルならばアメリカ、ポンドであればイギリスなど各国の金融情勢の変化により金利変動が起こった場合、スワップポイントが減少してしまう可能性があります。

さらに、スワップポイントで利益がでたとしても買値の金額より価格が下がってしまった場合は損失となってしまうため注意が必要です。

次に、スワップポイントを用いることで実際にどのくらい利益を出すことができるのか、検証していきます。

通貨はそれぞれ、発行している国ごとに金利が違います。高金利の国もあれば、低金利の国もあるということです。

たとえば日本での政策金利は、2019年6月-0.1パーセントとなっています。

米国では2.50パーセント、豪州では1.25パーセントとそれぞれ差が開いています。

2015年時点でのデータを参照すると、スワップポイントによる1年間の収益は以下のような形になります。

豪ドル、円ペアを必要証拠金35.000円で年間16,000円の利益、南アフリカランド、円ペアを30,700円の必要証拠金で年間39,000円の収益となっています。

売買を行わず、ただ保有しているだけでこれだけの利益が得られるのであれば金利差といえども馬鹿にはできませんね。

 

リスクを取って短期間で利益を出すよりも、リスクを抑えたうえで長期的に資産を増やしたいと考えている方にはおすすめです。

FXというと、少ない資金で莫大な利益を得ることのできる夢の投資法であるというイメージが先行しがちですが、また違った側面も持っています。

まだ実際に取引をするのは怖い、という人は、まずはスワップポイントにも注目してFXをはじめてみてはいかがでしょうか。