FXでは、取引する通貨ペアを自分で選ぶことができます。
とはいえ、始めたばかりでは通貨毎にどのような特徴やメリットがあるのか分かりません。
各国の通貨の特徴、さらに初心者におすすめできる国の通貨を見ていきましょう。
FXで取り扱う通貨の数は、FX会社によっても違いますが基本的に20前後となっています。
対象となるのは、日本の円やアメリカの米ドル、ヨーロッパのユーロ、イギリスのポンド等主要通貨はもちろん、トルコのトルコリラ、南アフリカのランドのような新興国通過も取引可能です。
主要通貨の特徴
以下、主要通貨の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
まずはアメリカの米ドルですが、これは世界の基軸通貨とも呼ばれ、最も頻繁に取引が行われている人気の通貨です。
マーケットの信頼は厚く、非常に安定した価値を持っているのが特徴です。
また、外国通貨でありながら日本国内からでも情報を収集しやすいというメリットもあります。
ヨーロッパのユーロは、米ドルに比べると価格が上下しやすいのが特徴です。
理由としては、加盟国の経済状況が他の加盟国に影響を及ぼしやすいためです。
最後にイギリスのポンドですが、短期間で大きく価値が変動するという特徴を持っています。
初心者が手を出すのは少々リスキーですが、上手に運用すれば短期間で大きな利益を得ることもできるため、一定の層に人気があります。
初心者におすすめの通貨ペアとは
このように、通貨にはそれぞれ全く違った特徴があるため、売買をする際はよく考える必要があります。
主要通貨それぞれの特徴が分かったところで、初心者でも手を付けやすい通貨にについてお話ししましょう。
まず最初にあげられるのは、米ドルと円の通貨ペアです。
取引量が多く、流動性が高いため、常に安定した取引を行うことが可能です。
流動性の低い通貨ペアの場合、価格の上下が激しく乱高下を繰り返す場合もあるため、あまりおすすめできません。
次におすすめなのが豪ドルと円の通貨ペアです。
これは、売買による利益ではなく、主にスワップポイントを目的とした場合です。
豪ドルは一時期外国預金の代名詞とされていたこともあり、高金利通貨の中では最も安定した価値を持っています。
初心者でも安心して保有し続けることが出来るでしょう。
取引さえできれば通貨は何でも良いわけではなく、特徴を理解したうえで自分の投資スタイルに合ったもの選ぶ必要があります。
初心者であれば、まずは安定性、そして流動性を吟味したうえで取引に臨みましょう。