株主優待は株式を買えばすぐにもらえるものではなく、タイミングを意識して買うことが大切です。
権利確定日というものがあり、正しいタイミングで必要な数を購入すると優待の対象となります。
最短で優待をもらうためには、いつ買うのが良いのでしょうか。
権利確定日とは
株主が権利を得られることが確定する日を、権利確定日と言います。
すべての企業が同じ日を権利確定日にしているわけではないですが、3月と9月に設定されているのが一般的です。
その日に株主として名簿に記載され、株主優待や配当などの権利が決まるのです。
権利が認められるためには、権利確定日に株式を保有していることが条件です。
つまり権利確定日に必要な数を保有していれば、保有の期間は関係ないのです。
優待を狙って企業の株主となるつもりの人は、無理して長期間保有する必要はありません。
タイミングと必要な条件に注意さえしていれば、株主デビューしたばかりの人でも優待の対象として認められるのです。
企業にとっては安定性が期待できることから、株式を長期間保有する株式を大切にするでしょう。
しかし株主優待は株式の数によって内容が変わるため、権利確定日の1日だけ保有している状態でも理論上は問題ないのです。
優待銘柄をいつ買ったらいいのか?
株主として株主名簿に記載されるためには、権利確定日の2営業日前までに株式を買っておけば良いです。
記載はすぐに行われるわけではなく、2日ほど時間がかかるためです。
最短で優待をもらうためには、その日までに買う必要があります。
この条件を満たしていれば良いですが、余裕をもっと少し早めに買うことをおすすめします。
2営業日前のことを、権利付き最終日と言います。
権利付き最終日の翌営業日のことを、権利落ち日と言います。
たとえば30日が権利確定日であり、28日が権利付き最終日で29日が権利落ち日だとします。
この場合は権利付き最終日である28日までに買えば、最短での優待が期待できます。
権利確定日である30日になってから購入しても、最短での優待は期待できません。
買う前に権利確定日を知りたい場合、株価情報提供サイト企業のホームページをチェックすればチェックできます。
権利付き最終日に間に合うように、余裕を持って行動してください。
まとめ
以上の通り権利確定日の2営業日前である権利付き最終日までが、最短での優待をもらうために必要となるタイミングです。
権利確定日だけに注目しないように注意し、口座の開設などは早めに済ませておきましょう。