投資信託を使った国際分散投資を紹介!
株主優待も魅力的ですが、株式投資の王道と言われるインデックス投資を紹介します。
投資信託を使うことで、10万円で世界へ向けた投資が可能です!
投資信託を利用した国際分散投資
投資信託のメリットは下記のものがあります。
●少額から投資ができる
●分散投資
●低コスト
●外国株式へ投資ができる
●長期保有する事でリターンは安定する
ひとつずつ紹介をしていきますね。
少額から投資ができる
ネット証券大手のSBI証券、楽天証券、マネックス証券なら100円以上1円単位から投資信託を買い付けることができます。
慣れないうちは1万円だけ買って様子をみるのもOKです。
また、ノーロード(手数料無料)の商品が多いのも魅力です。
初心者ほど投資をしやすいともいえます。
分散投資
株式投資って1銘柄あたり10万円は必要なイメージがありますよね。
特に日本の株式市場は、世界で一番お金が動くニューヨーク取引市場が終了して、最初に開くので、アメリカ株式の動きで大きく暴落からはじまる事も多々あります。
できる限り複数銘柄に分散をしたいのですが、金額を考えるとかなりの金額が必要です。
そこで沢山の人が出資をして、みんなで多くの銘柄に分散をしたものを保有するのが投資信託です。
日経平均やTOPIX といった、新聞やニュースで目にするような株式指数に連動するものが中心になります。
低コスト
現在は全世界の株式に分散投資できるものもあります。
しかし、多くの銘柄に分散するとコストが高いのでは?と思う人がいるかもしれません。
ご安心ください。
つみたてNISA(関連記事:理解できる。世界一わかりやすい!つみたてNISAとは⁉)が始まったこともありますが、売れ筋の商品であれば年間にかかるコスト(信託報酬と呼ばれます)は運用金額の0.3%未満のものがほとんどです。
例えば10万円を世界中の1,300銘柄に分散をしたとしても、年間300円程度の費用で済みます。
信託報酬は投資信託の基準価格より日々少しずつ目減りしています。
なぜこのように低く抑えられているかというと、機関投資家と呼ばれる非常に大きな買い手がいるためです。
需要によってコストは低く抑えられています。
機関投資家は例えば年金運用をしているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)もそのひとつです。
外国株式への投資ができる
分散投資と少しかぶる部分もありますが、投資信託は気軽に海外の株式へ投資ができるのも魅力です。
「投資ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」という個人投資家の中でも特にコストや商品設計にうるさい(誉め言葉です)人たちが選ぶネット上のコンテストがあります。
その中で一番人気だったものが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
群を抜いた低コストが売りで、信託報酬は0.1%です。
日本、先進国、新興国株式にこれ一本で投資ができ、シンプルにつみたて投資の仕組みを作ることができます。
AmazonやGoogleといった成長銘柄も含まれており世界へ投資ができます。
もちろん、オールドビジネスと言われながら世界中で商品を売っているP&Gやコカ・コーラも含まれています。
日本は少子化が心配されていますが、世界の人口は増え続けています。
ユーザーが増えるほどに上記の企業は業績が上がります。つまり人口増はチャンスということ。
例えば、優待銘柄は日本株式。それ以外の外国株式へ投資信託を使うというのも良いですね。
日本の年金運用をしているGPIFは日本株式50%、先進国株式50%の比率で保有しています。
バランスという面でも優れています。
長期保有する事でリターンは安定する
画像引用元:敗者のゲーム
上記の画像はアメリカ株式の1900年から2000年という長期間をデータにしたものです。
分散された株式を長期保有するとリターンが安定することを表しています。
1年間の保有では、100年の中でマイナスは38%程度、プラスは52%程度だったことが分かります。
それが5年保有した場合、マイナスは10%程度、プラスは30%程度に幅が狭くてなります。
ここで注目したいのがマイナスの幅が小さくなっていることです。
配当も含んだ総リターンということもありますが、これは大きなポイントですね。
さらに20年保有するとマイナスはほとんど無くなりプラスゲームになります。
これは世界恐慌も含んだ最長で取れる20年をどの期間で保有したケースも含むので改めて株式の成長と配当の強さを感じます。
(世界恐慌:1929年のウォール街大暴落から世界恐慌時代の底をつくまでNYダウ工業株平均株価は89%の下落をしている。)
この長期になるほど株式のリターンは安定し、債券よりも高いリターンがとれるのは世界を見渡しても同様の傾向になります。
まとめ
投資信託を利用することで、少額から投資ができ、分散投資のメリットも得ることができます。
また、低コストで外国株式に投資をすることが可能になります。
長期間保有する事により、安定したリターンを得ることができます。