株主優待を目的とした投資も楽しいのですが、海外ETFを使うことで世界への投資が可能です!
海外ETFを利用して毎月配当を得る
海外ETFを利用する事で、安定した企業や債券への投資と利回りを得ることが可能です。
日本の投資信託では、タコ足配当という投資元本を一緒に吐き出して、投資家へ見かけ上の高配当をみせることがありますが、ETFは上場した投資信託ですのでルール上そのようなことはできません。
そのため、ガラスのような透明度を誇る投資信託といわれています。
おすすめはNYダウ(DIA)と米国トータル債券(BND)
企業の配当や、債券の利子は元本の心配をしなければ究極の不労所得です。
上記の2銘柄は夢の毎月配当をかなえてくれます。
NYダウ工業株平均は100年以上の歴史を持ち、投資家に強烈なリターンをもたらせてきました。成熟した企業が中心ですので、配当も高めです。
米国債券は株式ほど大きなキャピタルリターンはもたらしませんが、安定した利子で投資家へまずまずのリターンを提供してくれます。
長期で保有する安心感は抜群です。
【銘柄保有状況】
10万円ちょうどという買い方は出来ませんので、少しオーバーしています。
【DIA保有取引明細】
【BND取引明細】
両銘柄とも、2019年5月27日に買ったものです。
DIA(NYダウ工業株平均ETF)
DIAはNYダウに連動する海外ETFで、毎月分配金が出る珍しい商品です。分配金の原資は配当ですので、月々により金額にブレがあります。
銘柄数こそ30社と少ないものの、時代時代によって入れ替えが行われています。
いわば資本主義最強の30社といっても良いです。
20年で約2.5倍に成長をしています。
1999年のITバブル崩壊からリーマンショック後までは、世界経済全体が低迷していましたが、以降は右肩上がりの成長を見せています。
この数年の株高でもAmazon、Googleを入れずに上記図のような成長をしている巨大資本かつ利益を上げてきた30社ということですね。
成熟した大企業が中心ですので、配当も期待ができます。
2019年7月2日時点での利回りは2.86%となかなかの高配当です。
2000年代の伸び悩んだ時期に配当金再投資をした人達は大きく報われたことでしょう。
BND(バンガード米国トータル債券ETF)
BNDは米国債を中心に社債等を組み入れたガチガチの債券ETFです。
こちらは債券らしく安定した利回りで毎月チャリンチャリンとポケットへお金を
入れてくれます。
DIAに比べると、地味な感じがしますが値動きを見て下さい。
株式に比べると恐ろしく安定をしています。10年以上保有しても、80ドル近辺を境に下は75ドル、上は85ドル前後です。
2008年後半に大きな下げがあるのはリーマンショックがいかに金融危機だったのかが分かります。
大きな値動きを取るというより、安定した利子を受け取る銘柄ですね。
2019年7月2日時点での分配金利回りは2.81%です。
DIAと組み合わせる事で安定した運用も出来ますし、金融危機があった際は売却して大きく下がったDIAを買うための資金としても活用できます。
下記の画像は、毎月受け取っている分配金です。
海外ETFですので、入ってくるのもドル建てです。
金利や為替で変動をしますが、毎月安定して収入があるのは嬉しいものですね。
課税もされた状態で入金されますので、日本円で換算すると200円前後。年間2,400~2,500円の不労所得が完成します。
株価がほとんど変わらず、安定した入金を見込める株式やETFは日本でほとんどありません。
REITが近い性質をもっていますが景気によって大きく株価は変わります。
その点、安定した債券というのは昔から言われるように株式と組み合わせで保有するというのは王道だと感じます。
海外ETFの魅力は幅広い商品に投資ができる
日本でも生活必需品やエネルギーといったセクターETFがありますが、取引量はわずかで流動性には不安があります。
一方、海外ETFは世界で一番お金が動くNY取引所に上場しているため、種類も豊富で、純資産も桁違いです。
紹介した債券ETFのBNDは純資産400億ドル(4兆円以上)と桁違いです。
一つのETFですが、日本株だとKDDIの純資産くらいあるという事になりますね。
NYダウに連動するDIAに至っては純資産2600億ドル(26兆円以上)ですので、これを超える純資産をもった銘柄は日本ではお目に掛かれません。
まとめ
〇10万円で十分に海外ETFに投資ができる。
〇NYダウ(DIA)と米国トータル債券(BND)なら毎月配当を得ることができる。
〇株式と債券を組み合わせて保有すると資産が安定する。