株の取引には決まった方法があるわけではなく、人それぞれに合った姿勢で臨むことが出来ます。

 

株の買い方一つとっても、短期投資と長期投資の2種類が存在します。

 

それぞれの特徴とメリット、デメリットを詳しくみていきましょう。

 

短期投資と長期投資について

株式投資における利益の生み出し方は、株価の安いときに欲しい銘柄を買い、株価があがったら売るという方法です。

 

これが最も一般的で、多くの投資家がこの方法で資産を増やしています。

 

しかし、どのくらいの期間で取引を行うかは投資家それぞれによって違い、一概にどれが良いとは言えません。

 

たとえば短期投資と呼ばれる方法は、買った株の株価が自分の目標としている金額まで到達したら、即座に売却する投資法です。

 

短期間といっても細分化すれば人それぞれ違い、買ったその日にすぐ売却する人から、少なくとも1年間のスパンで株価の変動をチェックする人など様々です。

 

短期投資のメリットとデメリット

短期投資のメリットは、資金効率が良いため資産を増やせるスピードが速い点です。

 

値動きの激しい銘柄に注目し、購入した後株価が上がった時点で即座に売ることを繰り返すことで、短期間で資産を増やすことが出来ます。

 

また、短期投資では暴落等のリスクを抑えることが出来るのもメリットです。

 

ただし、株式投資の世界に絶対はありません。

 

短期間で資産を増やせるという事は、裏を返せば短期間で資産を失う可能性も孕んでいるということです。

 

長期投資のメリットとデメリット

短期投資と並んで語られることの多いもう1つの投資法が、長期投資です。

 

これはある銘柄を徹底的に検証し、その株を5年、10年、20年の長期に渡って保有し続ける投資法です。

 

今はまだ誰も知らない企業でも、20年後には誰もが知っている企業になっているという可能性は大いにあります。

 

長期投資のメリットは、会社の伸び次第では莫大な利益を得ることができるという点です。

 

また、長い期間株を保有していれば配当金を受け取れる回数も多くなります。

 

反面、そうした成長株を見つけるには知識や経験が必要になりますし、結果が出るのは数年から数十年後になりますから、あまり気軽とは言えません。

 

当然、株価が下がり続ければある程度のところで売却を余儀なくされる可能性もあります。

 

まとめ

株式投資に、絶対儲かる方法はありません。

 

短期投資にしろ長期投資にしろ、どの銘柄をどの程度買ってどのくらいの期間保有するのかは、すべて自分が決めなければいけません。

 

初心者のうちは、少額(10万円以下、または5万円以下など)を短期投資してコツをつかんでいくのが良いでしょう。