会社が発行する株を必要な数購入して保有すると、優待や配当権利などを得ることができます。

 

そのためには必要な条件を満たす必要があり、いつまでに買い付けを済ませるかがポイントです。

 

権利確定日になってから株を買い付けても、後悔することになってしまいます。

 

権利確定日について

 

優待株には権利確定日というものが設定されています。

 

株主として株主名簿に記載され、優待や配当権利が確定する日のことです。

 

会社ごとに日付が異なる場合もあるのですが、決算期末か月末に設定されるのが一般的です。

 

必要な株式を購入してすぐに売りたい、つまり短期間で優待や配当権利を得たいと考える人もいるかもしれません。

 

だからといって権利確定日の当日だけ購入して売りに出すことは、おすすめできません。

 

株主名簿に記載されるためには、権利確定日の2営業日前までに必要な数を購入して保有しなければならないためです。

 

そのため権利確定日になってから株を買い付けても、タイミング的に遅いのです。

 

買い付けそのものはできますが、優待や配当権利などは得られないため要注意です。

 

権利付き最終日と権利落ち日とは

 

権利確定日の2営業日前を、権利付き最終日と言います。

 

この日に必要な数の株式を保有していることが、権利を得るための条件なのです。

 

また権利付き最終日の翌営業日を、権利落ち日と言います。

 

この日になってから購入しても、同じように権利は得られません。

 

しかし権利落ち日と権利付き最終日は、権利確定日と大きく関わります。

 

たとえば祝日をはさまない水曜日から金曜日の3日間があると考えてください。

 

この場合水曜日が権利付き最終日で、木曜日が権利落ち日となります。そして金曜日が権利確定日です。

 

上記した通りポイントとなる3つの日が連続することもあるため、間違えないようにカレンダーをチェックしておくと良いです。

 

優待や配当権利などを得るためには、水曜日には購入を済ませて保有しておく必要があります。

 

水曜日に必要な条件を満たしていれば、木曜日の権利落ち日に売っても大丈夫です。

 

ただし権利が認められるために必要な継続保有期間が設定されている場合もありますので、チェックしておきましょう。

 

水曜日と木曜日に何も問題がなければ、金曜日に権利が確定します。

 

まとめ

 

権利確定日に株を買い付けていれば良いという考えは間違っているため、権利付き最終日を意識して行動することが大切です。

 

必要な株式の数や優待や配当権利の内容などもチェックして、有意義な投資活動を楽しみましょう。