株を買って株主になると、「株主優待」と呼ばれるサービスを受けることが出来ます。

 

株式投資をやっていると耳にする機会の多いこの株主優待ですが、具体的にどのような優待が受けられるのでしょうか。

株主優待でもらえるものやサービスとは

誰でも、ある企業の株を買うとその会社のオーナーとなる権利が与えられます。

 

株を買うという事はその会社に「出資した」ということになりますから、その見返りとして様々な権利が与えられるのです。

 

株主優待もそうした権利の一つで、株式投資におけるメリットの1つに数えられています。

 

どのような優待が受けられるのかは会社によって違い、それぞれ特色を活かしたユニークなものになっています。

 

投資家の中には、はじめからこの株主優待を目的として株を買う人もいるほどです。

 

 

株主優待でもらえるものは大きく分けて2つあり、1つは「商品」、もう1つは「サービス」です。

 

たとえば食品メーカーであれば自社で製造している食品や飲料品を、文具メーカーであれば自社製の文房具をそれぞれもらうことができます。

 

これは投資家にとっても大きなメリットですが、企業側としても自社のことをよりよく知ってもらうための良い機会になります。

 

手厚い優待があれば、投資家たちは企業そのものに愛着が湧き長期間にわたって株を保有してくれる可能性が高まります。

 

 

サービスの面では、各種優待券や割引券など、よりお得にその企業のサービスを受けることができるものを貰うことができます。

 

ユニークなものとしては、音楽会社が株主限定のコンサートを開催し株主を招待するといったものもあります。

 

株主優待を受ける際の注意点とは

株主優待は基本的に株主であれば誰でも受ける権利を持っていますが、注意点も存在します。

 

1つ目は、株主優待を受けるにはその企業の株を一定数以上持っていることが条件であることが多い点です。

 

1株でも所有していれば株主と見做されますが、それだけでは優待を受けられないことがほとんどです。

 

株主優待を目的に株を買うのであれば、事前にチェックを怠らないようにしましょう。

 

また、企業ごとに優待を実施する月が決まっているため、その月末まで株主でなければ優待を受けることが出来ません。

 

短期間で株を売却して資産を増やす短期投資の方法では見落としがちですから注意したいですね。

 

まとめ

株主優待は、売却益、配当金と並んで株式投資の3大メリットに数えられます。

 

企業によってはかなり豪華な商品やサービスを提供してくれるところもありますから、株主優待目当てで株を買うのも間違いではありません。